自動車メーカーの競争的共存

日本的合理化のこの方式によって実現された工程作り込み生産性・・・


これは、アメリカの自動車メーカーにおいて常識となっていた観がある生産性"コストと品質のトレード・オフという神話を打破しました。


こうして、高品質を工程で作り込むことによる品質と生産性の一体となった向上をもたらしたのです。


そしてさらにもう一つ重要なポイントは、このような日本的合理化がすべての日本の自動車メーカーに浸透したことによって、少ない設備の最有効稼動が実現。


その結果、中古車情報の増加、そして自動車生産におけるスケール・メリットの分岐点が引下げられる効果が生まれたことです。


日本における自動車メーカーの競争的共存はこのスケール・メリットの分岐点の引下げと無関係ではないと思われます。


さらにまたこの日本的合理化は生産工程における生産体制に多くの柔軟性を持ちこみ、設計変更や新技術の導入に対して、メンテナンスやプレスの型交換のスピード・アップ・・・


そして、工程のレイアウトなどの変更によって敏速に対応する条件をつくり出したのです。


« 合理化の連携 | メイン | 日本の比較優位を脅かす要因 »

About

ひとつ前の投稿は「合理化の連携」です。

次の投稿は「日本の比較優位を脅かす要因」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り

なし